１０年後の自分

ブライトライフ訪問看護です。

先日、ある利用者様と話していた時の事。

訪問診療の先生にそろそろ降圧剤を内服した方が良いかもしれないと勧められた利用者様。

その際に先生から「１０年後の脳梗塞の発症リスクを低下する事が出来る。」との趣旨の説明をされたそうです。

ただ、その利用者様は「１０年後は生きていないからその心配は必要ないです。」と答えたと話されていました。

利用者様は進行性の神経難病に罹患されています。

ご自身の疾患を理解しておられ、今後の治療についてもご自身の希望を明確に表明されています。

私は、利用者様・ご家族様の対応をする上で、自分がこの利用者様と同じ立場だったら・・・とか、自分の家族だったら・・・とか考えて対応するようには心掛けています。

でも、もしこの利用者様と同じ病気になった時、先生の言葉にこの様に返答する事が出来るだろうか？と考えてしまいました・・・

徐々に自分の身体の自由が効かなくなっていく中で、自分の命について冷静に考えられるのだろうか？と・・・

もしも私だったら・・・１０年後の自分はどんな生活をしているのだろう・・・

日々これからの生活も考えつつ、自分が何をしたいのか？何をやらなくてはいけないのか？を考えながら行動したいと改めて感じました。

そんな私が今何がしたいか？と聞かれたら、３６５日対応の訪問看護ステーションで、必要な利用者様に必要な訪問看護を提供したい！と答えます。

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